
誰かの真似をするというのは大事だと思う。
あんな風になりたいなど始めるきっかけなんてなんでもいい。だけど同じことをしても全く同じにはならない。もし同じになってしまうなら「その人らしさ」が、まだ上手く育っていないんだと思う。おんなじものを身につけて、おんなじ髪型をしていても、目立つ人は目立つ。それは生まれ持った容姿とか、そういうことではなく、自分の中にあるもののあらわれだと思う。
そこを鍛えるためにまた真似て、失敗して、また真似て、驚嘆して、嫉妬して、また真似て、傷ついて。
どんなに真似ても出てしまう「自分らしさ」に嫌気がさし、消してしまいたいと願うほど、呪われたなら、何を真似てももう自分しか出てこない。
僕の作品を真似してもらえるような、そんな強烈な作品を沈み【shizumi】で生み出していきたいと思う。